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November 8, 2009 - November 14, 2009

株式投資で遊ぶ-149

◆枯れ葉と紅葉は紙一重◆

  昨日また斯くて有りけり、今日もまた斯くて有りなむ。連日冴えない株価の動きに愈々嫌気がして来る。しかしそれは投資家の持つ心構えではない。何時も冷静にかつ客観的に見なければならない。そうすることで他人には見えないものが見えて来るという訳である。

 しかし客観的に判断すると云うのは株式投資に限らず容易なことではない。だから勝者が少ない。儲けられるのは一握りの賢い人しかいないということだ。勝者すなわち儲けた者は大人しくしていないと因縁をつけられる。儲け損ねた悪い奴は何かにつけて文句を言う。得意淡然と行こう。

世の中が分業化、多様化するに連れて社会システムが複雑になる。なればなるほど競争に勝つモノと負けるモノが日を措かず変化する。連戦連勝は難しい。必ず敗者が出て来る。これが正常な社会の仕組みである。

 敗者を作らない社会を目指すのは良くない魂胆である。勝者ばかりの社会は当事者社こそ意識し得ないが後退しているのである。皆で後退すれば誰も敗者は居ないということである。こういう社会は緩む。株式市場ではこういう競争の無い社会、ビジネスを最も嫌う。株価は上昇する訳がないのである。

 他人依存はサバイバル精神を失わせる。現代人は明らかに自然の中の生き物としては弱体化している。こういう社会は急な災害には恐ろしく弱い。昨今急激に日本人が弱体化しているようである。それが民主政権になって明らかになって来ている。別にこれが民主政権のせいであるということではない。しかし今の弱者救済に対して闇雲にカネを使おうとしていては将来が危うい。

 株式市場はこの辺を読んでいるのだろう。株式市場は賢いのだ。先行きに見込みがないと分かると一斉に手を引き始める。結果株価は下げるということだがこの辺の読み込みが政治家には難しすぎるようだ。

 それにつけても今日の株価は如何だ。需給関係もあるであろうがそれにしても世界各国の株価に比べるとお粗末極まりない。此処は人知れずトコトン見放されている銘柄を拾うことを継続して行こう。ビジネスモデルがシッカリしている、純資産が株価を超えている、年初来安値近辺、これらを篩に掛けただけでも涎の出そうな銘柄がいくつかある。今買わずして何時買うのだ、と言いたい。

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株式投資で遊ぶ-148

◆枯れ葉舞う日本市場◆

  今日の下げを見ていると長年株式投資をして来た者には好い加減にしろと云いたくなる心境である。最早これは理屈ではなく明らかに逆バブルであると感じる。それとも日本国内の景気の先行きに相当悲観的になっているかの何れかである。

 行き過ぎというモノは周り全体が一色に塗り潰されるので当事者には気が付かないものである。しかし長年のトレンドを見て来ている一握りの投資家には明らかにこれは何かがおかしいと思わざるを得ない。単に政権が変わったというだけでは説明が付かないように思われる。

 こうなればもう度胸良く自らを信じて理不尽に下げている銘柄を拾うしかない。下げている時買いを入れるのは容易ではない。人と違う道を選んで行くのは一面恐ろしい気もする。しかし投資は安全性とリターンの天秤である。両方とも叶えられることはない。しかしこの天秤という奴は微妙に傾く。この傾きを逸速く読み込むのが投資に勝つコツである。

 見るも嫌になるような相場であるからこそ見放されているということである。見放されている状態は紛れも無く行き過ぎた下落と言わざるを得ない。長期的に見れば納まるところに納まるものなのだが昨年来の金融危機に始まる経済ショックは未だ納まるところに納まっていないのである。だからこそ買える。

 見たくない市場を敢えて凝視し火中の栗を拾う度胸はかえって個人投資家の方がやり易い。今日も市場に見放されたような無残な株価に追いやられている銘柄をコソコソと拾っておこう。

 ただし民主党政権が続くうちは或いは我慢の日々になるかもしれないことを覚悟しておく必要はある。それでも先の無い内需回復にしがみついているよりは自分で儲けることを考えなければいけない。

 それはそうと事業仕分けは中々面白そうである。しかしあれで予算の削減が出来るとしたら大きな政府は必要ないということで、これは民主党の政権運営とは方針が違うようである。マニュフェストを守る守らないで揉めるよりはもう少し筋を通した分かり易い政策にしてもらいたいと思う。この辺が投資家に嫌われているのである。

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株式投資で遊ぶ-147

◆株式市場の人気離散◆

  昨今の日本株はどう見ても出遅れと思うが市場への参加者はそうは見ていないようだ。資金不足でそうならざるを得ないのか、或いは今の株価が本当に日本株の価値に見合ったものなのだと思っているのかは不明である。時代の変化というのは屡当事者たちの目を眩ます。バブルもデフレもその中にいると正当な判断がし難くなるということだ。

 近頃の株価の動きはトンと見当が付かない。金が良く買われるというのも時代の変化に強いからということである。利息も無い金に人気があるということ自体株式投資の先行きに確信が無いということの証である。

 考えてみると株式は安全資産ではない。しかし株価が純資産以下というのは安全な資産への投資と言えるはずだ。配当があれば尚更である。今の株価は正常ではないが危険な異常という訳でもない。民主政権には先行きの不安はあるものの企業業績は上昇機運にある。買い場であることは間違いないのだが出来高が増えない。どういう訳であろうか。

 人の逆をするというのは中々度胸が居る。しかし今は日本企業は底から上昇へと変化しようとしているところで株の買い場としては悪くない。しかし買う気にはならない。買う気にならない人が多いから株価は安い訳だが底値の魅力は確かにある。月初めに買った優良銘柄は上げこそしないが下げることもなく経過している。下げても限定的でこれから上昇するという期待の方が遙かに大きい。此処半年くらいは下値を探りながら買うばかりである。

 上昇を期待していたが其処に民主政権が現れた。これで少し上昇は先延ばしになるのだが時間の問題であろう。良い会社さえ選べば上昇は間違いない。

 此処で銘柄を選ぶならじっくりとモノづくりに賭けてみることが賢い選択である。金融サービス等第三次産業は来たるべきアジア中心の経済成長には当面恩恵はない。国のインフラを始めとして恰も日本の30年前を考えれば大体想像が付く。

 日本には海外向けの製造業では断トツの資金、技術がある。内需がどう転んでも外需に傾注しているこれらの製造業は伸びしろが沢山ある。これから成長著しい市場を相手にすれば成長しないはずがないのである。

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株式投資で遊ぶ-146

◆雇用対策に近道なし◆

  昨今の相場はまさしく政治の影響を受けている。本来はもう少し政/経の距離があるはずであるが政権が変わった今政治が臆面もなく我が物顔で跋扈している。確かに政経は不可分であるが其処にはおのずからケジメが無くてはならない。それが今の政権には分からないらしい。

 今日の相場も考えてみるともう少し強くても良さそうなものだが何か逡巡した動きである。財政悪化による長期金利高、円高、それに金融関係の縛りと来れば然も有りなむと思う。市場は政策の行方を凝視していることが政治家には今一つピンと来ていないかに見える。

 予算作成にあたっての事業仕分けなるモノが始まったようだ。ここからムダを出そうということらしいが大分無理がある。公開してやるということは前進だが結局は財務省に名をなさしめることになる可能性が高い。初めてする政策運営で果たして無駄が抽出できるであろうか。恐らくは形だけのものになる。

 やること為すこと如何やら民間の感覚ではなく昔の官僚若しくは天下りが蘇るような気配である。モノの分かった心ある国民はやはり民主党に勝たせすぎたな、と臍を噛んでいることだろう。

 ある程度予想はしていたがこれほどまでに素人であったかと思わざるを得ない。日本航空の再建にしても今思うと前原大臣の悪い癖が出たと云わざるを得ない。もう少しダイナミックに一旦会社を潰してしまうべきであった。思慮の無さは昔の偽メール問題を彷彿とさせる。彼は物事を云い切る潔さはあるもののただそれだけの後ろの備えが無い政治家ということである。

 株式市場は今日も悪くはないが決して期待の持てる展開ではない。企業業績が折角上方修正したというのに株価は低調な儘である。

 今から望むべくは首相のスキャンダル、財政の行き詰まり、基地問題で政権が揺らぎ解散でもあればということに尽きる。まああり得ないであろうが少しでも早く総辞職くらいはないと株式市場の勢いは出て来そうにない。毎日少ない出来高を繰り返していると本当に経済は後退してしまいそうで、ヤキモキするばかりである。

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株式投資で遊ぶ-145

◆雇用は企業が作る◆

  今日のような相場が続くと些か気が滅入る。世界の株価は金融危機のドン底から比べると大きく上昇したのに日本株は然程でない。理由は大体分かっている。日本の国力、従って存在感が衰退していくことを察知しているのである。高齢化社会を迎えれば当然のことであるがその傾向に政治が捗々しくその対策を打てないからである。

 高齢化は何も日本独自のものではない。欧州も中国でさえも近い将来にやって来ることである。日本はその最先端にいるということである。もう少し世界に先駆けた施策を打てないものであろうか。歯痒い。

 少子高齢化日本では国力の維持のためには経済成長が必須である。このシナリオが依然として描けていない。これからも上手く描けないであろうことが予測される。であれば投資先としてとても資金が流入する状態ではない。

 この傾向が治まらないうちは株式投資をするべきではないのかもしれない。休んで様子を見よ、ということであろう。何時も強気で鳴る証券関係者でさえ暫くは弱気で行かざるを得ない風な見方をしている。

 分からないうちに慌てて手を出すことはない。株は逃げて行かない。気の向くまま、市場の状態が分かるまではユックリ考えれば良いのである。休むも相場というのはこういうことを云うのである。

 それにしても可哀そうなくらい下げてしまった銘柄もある。株価だけを見れば潰れるのではないかと思わせるが其処は純資産を良く見て助けるつもりで買っておく手は無いでもない。

 株式投資で損と儲けは紙一重である。時間との勝負でもあるが今は1~2年後を見ないと買える状態ではない。買うとしても今は内需系は鬼門である。政権が今のままでは内需銘柄は手が出せない。産業政策に新手が出ればその時は市場が適当に評価し、その後でやおら出動すれば良いのである。

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