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October 11, 2009 - October 17, 2009

株式投資で遊ぶ-141

◆市場から政治を覗く◆

  今日の株価は米国をはじめ世界の株価の上昇に連動したものである。別に突然日本の株価に良い材料があったわけではない。海外の株価が日本株の最も影響のある材料になったとは日本の市場も見縊られたものである。市井の一個人投資家が怒っても仕方がない。日本の経済同様に東京株式市場も衰退しているということであろう。もっと世界に対して力を示さないと日本の存在感は薄くなる一方である。海外投資家にも愛想尽かしを食らう羽目になる。

 と云うことで羽田のハブ化は是非実施されるよう願って止まない。回り回って株式市場にも影響が大きいという気がする。千葉県知事の芝居じみたパフォーマンスには呆れるがああいう政治家は県民のこと以上に自分の存在感を高めようとしていることが見え見えで不愉快である。まあそれを選んだ県民のレベルと言えばそれまでだが。

 ニューヨーク株が一万ドルを超えたことを考えると日経平均は一万二千円でも可笑しくないところだ。その差は何だろう。やはり民主党の政治の見通しが危ういことに拠るものと見ている。未だ一ヶ月での評価は気の毒な気はするがまるで雨後の泥濘のように流動的で固まらない。予期されていたとは言えヒヤヒヤものである。

 しかしこれはある程度は目を瞑らなければならないところかもしれない。元より思想がかけ離れている者同士が御都合で統合された経緯がある。このくらいのことは分かって投票したのだとも言える。

 暫くは我慢我慢の連続だがこと国内経済についていえば回復するのは相当先になると覚悟する必要がある。現在までの政策運営では現場を混乱させただけで得るところは出ていない。これからに期待したいところだが政治家其々がマニュフェストなる誓約書に齧りついている限りは何れ頓挫する。各人がバラバラで本来これを統合すべき首相が何もしていないように見える。改革と云う名の目覚ましい施策を実行するのに御任せほど危険なことはない。指示すればやってくれるというのは大きな誤解である。初めて政権を取った民主党は一から十まで最高責任者の総理大臣がクビを突っ込まないと出来るものではない。任せたは良いが力不足でし切らなかったことほど国民にとって不幸なことはない。

 いくらパフォーマンス流行りの昨今の政治でも山吹(実の無い)に酔うほど国民は馬鹿ではないのだ。

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株式投資で遊ぶ-140

◆市場から政治を覗く◆

  相場は今日も湿気た動きである。世界の各国の景気は回復基調にあるし況してや新興国の景気はスッカリ調子づいているというのに日本の体たらくは何であろうか。ズバリ新政権の行方である。今までは日本の政治と言えば即自民党政治であったしそれは何の疑いもなく当然であると思い込んでいた。それが一気に変わったのだが大方の国民はそれを依然として従来の尺度で測ろうとしている。暫くは未だ消化し切れない状態が続くのである。理屈では民主政権を認めながら体が付いて行けていないという訳である。

 人は誰でも理屈で理解出来たとしても体が中々言うことを聞かないものである。日常の生活は体でするものであるから未だ暫くはギクシャクすることを覚悟しなければならない。政権が変わるとはそういうことである。

 市場もその辺りまでのことを吸収するには今少し時間がかかるということである。要するに未だ先が良く読めない状態である。捗々しくない相場は補正予算の改訂、来年度予算の組み直しが終了する年内一杯かかることを覚悟すべきである。今まで自民党が出来なかったことをそんな簡単に直せるのかという疑問は尽きない。

 それにしても民主党政権で変わったなと思わせるのは国土交通大臣の前原氏である。彼は嘗て偽メール問題で一世を風靡した高校の生徒会会長並の手腕が思い出される。しかし今はその経験があってのことかどうかは別としても何とも貫禄が出て来た。本当に民主党かと思わせる大胆な政策である。ある意味頼もしい。彼は本当のところ自民党に近い。民主党にも彼と同じ考え方の党員が多くいるようだ。一方同じ政府内でも労働組合上がりの大臣も多い。

 早い話が同床異夢と云った風なところがある。その内チグハグな政権運営が表面化するであろうから一波乱あることを覚悟して措くべきである。

 いっそのこと何かの混乱に乗じて政界の再編が起これば良いがと思わずにはいられない。

 羽田のハブ化、大いに結構。これは小泉政権時にも取り沙汰されたが出来なかったことである。ダム工事禁止と云い日航再編と云い動きが分かり易い。ただし日航は無理に救う必要はない。モラトリアムに頼ろうとする中小企業と同様潰れるべき企業は潰れること、即ち資本主義自由経済の原則を貫くことが結局は最も国民にハッピーなことなのである。

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株式投資で遊ぶ-139

◆企業弱くして雇用無し◆

  今日も底堅い動きのようである。新政権も日を経る従って少しずつ板に付いて来たようにも見える。しかし今までのことは誰にでも出来たこと、問題はこれからである。株価もその辺を見極めながら動いているようだ。ここ二営業日の上昇はまあこんなものなら何とかやって行けるのではないかと見た結果の株価であるような気もする。ともあれ大事は無さそうなのが救いと言える。余りレベルの高い話ではない。

 それにつけても自民党の奢りの熟れの果ては見るも哀れとしか言いようがない。せめて神奈川、静岡のどちらかの参院補選は勝ちたいところであろう。今の調子では両方とも負ける可能性が高い。何事も一方的なのは破滅への道である。引き分けとしたいのが投資家の心理である。

 一万円を回復してからは投資家も少しばかり余裕が出て来た。嘗ての株価には及ぶべくもないが何とか一息つける水準に来た。もうこれからは二番底があったとしても9千円を割ることは無いと見て良かろう。

 円高容認も何とかこなしている。金融モラトリアムも云い初めの頃の勢いは無い。第一こんな政策は利用する中小企業は潰れた方が良い企業ばかりが対象になるだけであろう。対症療法の如何に役に立たないかが何れ分かる。根本問題の解決を先延ばしにして経済の復活は有り得ない。今からでも遅くはない、国際優良企業をもっと支援する政策を取った方が日本経済を回復させるのには効果的である。

 今出来る銘柄選別は個別の材料株が中心でまだ本物になっていない。株式市場が勢いを付けるには日本市場に外国投資資金が入って来ないと無理であろう。それには日本固有の社会政策に拘っていては覚束無い。国際的に通用する金融市場にならなければ市場の繁栄はない。株価が嘗ての資本の論理が普通に通用する金融市場になった時に日経平均一万五千円がある。

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