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September 13, 2009 - September 19, 2009

株式投資で遊ぶ-129

◆政治課題は先ず景気対策◆

〈市場のホンネ〉

 今日の下げは専ら金融の下げに拠るところが大きい。金融取引規制から来るアイフルの破綻に加えて素人大臣の貸出モラトリアム発言と来ては立つ瀬が無い。金融が下げると全体に元気が無くなる。折角金融危機を何とか乗り切ったかに見えて来たというのに間が悪いとしか言いようがない。

 円高容認発言など云わなくてもいい時に余計なことを言って顰蹙を買うのは政治センスの無さと云われても仕方がない。民主連立政権と云うのは要するに政権運営は素人と云う外はない。失敗が許される立場ではないのだからもう少し時間をかけて市場の観察をするところから始めてもらいたいものである。

 元々民主党に期待するのは官僚依存政治からの脱却だけである。他は何も期待していないのである。むしろ他の所に手を出さないでも今まで出来なかった霞が関からの独立だけを確実に実行すれば良いのである。

 初めて政権をと取った嬉しさは如何ばかりかとは思うが政治は結果が全てである。短命の匂いが紛々としているので余り気張らずに淡々と而も確実に実行して呉れればとりあえず来年の参院選までは失点は無いと思う。民主党が長期の政権としたいなら先ずは派手さよりも地盤を固めるべく粛々と原則を実行すべきである。

 新しい政権は支持率が高かったようだが経済運営はそうでもない。元々主たる施策を個人対象中心に施策を打っているので企業経営は継子扱いである。企業経営は政権交代による国策の変化を読み取らなければならない。どんな企業が国策に乗れそうなのかを見直して投資しないと暫くは儲けられそうにない。

 金融が駄目なら何があるのかと探してみても代わりにはパッとしたものが見当たらない。まあ無難なところで資源、商社あたりしかない。後はもう少し新しい政権の動きを観察しないと確信が持てる銘柄も見えない。

 意外に思うかもしれないが子育て教育支援と来た時に長らく悪者扱いにされていた建設公共工事が形を変えて耐震、保育、医療・介護関係で出る可能性はある。しかもエコ関係で住宅工事にも恩恵がありそうな材料もある。良く見ればナズナ花咲く垣根かな(芭蕉)である。

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株式投資で遊ぶ-128

◆今しばらくは政治◆

〈市場のホンネ〉

 或る意味頃合いの良い株価水準である。諸外国の株価動向を見れば本当はもう少し上昇しても良さそうなものだと思いたいところだが市場は正直である。民主党の政権運営の行方が不明であることはもちろんだが少しずつ出て来る各大臣の政策を見ていると期待と云うよりは矢張りというべきか不安の方が強い。これを株価は巧みに読んでいるとしか思えない。

 経済運営も今迄のようには行かない。しかし新しいことにも取り組むわけだから悪くばかり捉える必要はない。特に官僚主導からの脱却は政権交代の大きな目玉になりそうで期待は大きい。

 しかし官僚も馬鹿ではない果たして素人政治家揃いの大臣に仕切れるかどうかは疑問が残る。株式投資をする者にとっては経済、金融をどんな風にコントロールするかが興味深い。しかし出て来る方針はこれで大臣が務まるのかというレベルのことばかりである。穴が多い。

 しかし最初から扱き下ろすのは大人げない。少しの猶予を見て上げねばならない。

 企業経営に関連する第一は国内需要の回復空洞化の問題である。前者は容易には出来ない。末端国民(消費者)へのバラ撒きでは不公平が先に立って心ある国民のやる気を失わせる。物事の解決には根本原因をしかと見極め拠って来たるその原因を正確に突き止めなければ解決は無い。間違った政策になる可能性が高い。

 モノが売れないのは何故か。雇用、年金の諸問題が絡んでいるのだ。年金問題は数年では解決出来ない。当てにならない。

 雇用は企業が儲けられない内は解決することは無い。オマケに円高、最低賃金、派遣廃止、温暖化ガス、環境税等々の問題があり海外へ転出してしまう可能性が高い。更には地産地消の機運もあり空洞化は間違いないところである。そうなれば元も子もない。

 肝心の財源元である成長の道筋に至っては皆目描かれていない。企業に例えれば費用だけは決めたものの売り上げの目処は無い。借金をするのか更なるコストダウンをするのか、と云うに似ている。コストを下げるというのは企業のあり様をも変える気持ちでしないと今の時代には効果は無いということだけは忘れてはならない。

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株式投資で遊ぶ-127

◆歴史的政権交代開始◆

〈市場の風景〉

 今日の株価は米国高と為替の小康状態に拠るものであるということらしい。何れにしてもあれから一年の記念すべき日であるからソコソコの上昇は納得が行く。しかし株価と云うのは本来そういう日々の材料で上下するものではない。現実はそうなのだが人の欲がからんで先物市場を動かすので頻繁に動くのである。長期投資をしている個人投資家は本来このような上下を気にしないで運用しなければならないが手加減が難しいのだ。長期間個人のお宝である小金を放っておくことはカネにうるさい人であればある程気になる。少しばかりの上下で判断した揚句に損をするのである。

 長期でモノを考えるのは東洋思想にもあるがこれが生半可なことでは実行出来ない。世の中のことは全て短期の判断と長期の判断では雲泥の差がある。10年、20年の期間で考えればモノごとは殆ど理解出来る。株価も短期の損得で判断すると儲けられない。儲ける幅も欲をかかなければ長期間の方が確実に儲けられるのだが人の欲はそれをさせない。

 政治もそうである。短期ではいろいろ政策に文句をつけたくなるのだが長期で見れば余り損得は無い。何が良くて何が悪いのかは短期に判断すべきではないのである。民主党の人事も一部馬鹿げたようなものも見受けられるがそれは歴史が修正すると考えておきたい。

 何れにしても民主政権は長く続かないかもしれないし長く続いて貰いたくも無い。少なくとも企業経営者には民主党の政策は不利なことが多い。企業が儲けられなくて日本の経済は回復することは無い。世界の各国からも取り残される。日本の存在感は薄れるのである。

 しかし市場は暢気である。政党のことは殆ど気にしない。誰が政治をしても大して変りは無い、或いは今までと違うことなど出来ない、などと考えているに違いない。或いは長く続かないと考えているのかもしれない。

 民主党政権内閣の顔ぶれを見て少しは失望売りが出ると思いきやとんでもない上昇である。昨日下げた分の取り戻しなのか政治など気にしておれるかと思っているのかはこれからの経済運営次第と云うことなのであろう。

 長期的には今安いところにあると見ているがそれは優良企業は永遠に不滅という期待からのものである。

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株式投資で遊ぶ-126

◆羹に懲りて・・◆

〈市場の風景〉

 連日さえない動きでイライラするばかりである。一体これは何処から来るのであろうか。リーマンショックから一年経つのだがそれはそれで各所で総括をしている風に見える。しかし過ぎたことは素人には取り返す術は無い。

 米国の景気は一応回復基調にあり一部ではもうリーマンショック以前の状態であるという。しかし日本企業は相変わらずである。特に日本経済が散々お世話になった大企業、輸出型、製造業の体たらくは見るに忍びない。あれほど日本経済を支えてくれた張本人が今や悪者の象徴ででもあるかの如くに扱き下ろされている。人の世は儚い。

 米国の消費後退と円高はあるがそれを中国、インドなどアジアの諸国等新興国が良く支えてくれている。今のうちにもう少しましな政治が出来ないものかと思うが政権交代と新たな与党である民主党の、それも鳩山と云う人物の頼りなさがやる気を失わせている。少なくとも不安は隠せない。

 漸くリーマンから一年が過ぎてさてこれからと云う段になって政治の変化は重荷である。別に悪い方向へ行くと云う恐れは持っていないが経済面、取り分け企業経営の側面から見ると良い材料よりも悪い材料の方が多いように見受けられる。

 唯一の期待は地球温暖化ガスの削減25%と云う奴である。まともに考えれば相当な無理をしないと出来ない。と云うことは其処にビジネスチャンスがあると考えられる。今までには考えられなかったような仕事が出て来る可能性が高い。

 謂わば現場を知らない能天気総理が適当にトンデモナイことを言ったことが意外にも景気を活発にすることになるかもしれない。考え方によってはその位のことをしないと膠着した経済は掘り起こされないとも考えられないことも無い。

 要するに政権が変わった事実は曲げられないのだからそれに乗って行くしかないのだがその辺りの変化に対する変わり身は持たなければならないということかもしれない。

 さてそういう変化を上手く凌げる企業が何処にあるのか。日経会社情報、会社四季報も出たことだしこの辺でじっくりと見直してみる必要はある。

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株式投資で遊ぶ-125

◆為替も株価も政治を読んでいる◆

〈市場の風景〉

 暫くは低調な相場が続くのであろう。それは何となく分かる。今は良い材料が無い。景気が回復しつつあるというのが此処暫くの支えであったが今やそれも妖しくなって来た。円高は国内需要には良いことであるかも知れないが輸出依存の我が国経済は円高が続けば一溜まりも無い。民主党政権を読み込んで行けば円高容認の政策では企業経営には良くないと見ているのである。

 加えて民主党政権にはまだ信用が置けない。3~6ヶ月くらいは様子を見ないと何とも投資する気にはなれないということである。出て来る政策は皆底が抜けているようで心許無い。変化は前向きに捉えないといけない時勢ではあるが不安は尽きないという訳である。

 金融危機が百年ぶりとすれば政権交代による変化は六十年ぶりと云うことである。金融危機で荒れた経済を思えば政治的にも一波乱も二波乱もありうることは覚悟していなければならない。

 嫌な世の中になったものだと嫌ってばかりはいられない。どんな時でも企業経営では時勢を前向きに捉えてその中からビジネスチャンスを掘り起こしていかなければならない。

 市場は今日も冷静に不安を呑み込んで株価に織り込んで行っている。折角経済が回復の兆しを見せて来たのに新政権のばら撒き分配が一方的に実施されたのでは財政状態は悪くなるばかりである。何れ税金、借金に跳ね返る。無駄排除と云う奴も信用出来ない。もともと大きな政府を志向している政権に無駄の排除は似合わない。無駄を省いたぶん別のムダを作り上げるのが落ちである。

 相場は暫く勢いが無いと見ている。金融危機に続く政権交代と云う大きな不安を抱えたままでは到底資金を預ける気にはなれない。したくも無い静観を余儀無くされるのである。

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