株式投資で遊ぶ-077
◆案ずるより産むが易し◆
〈相場の見方〉
久々に快い上昇続きである。こういうことはそんなにあるものではない。今年に入ってから買い始めた投資家には面白くて堪らないということである。しかしである、昨年リーマンショック前から投資していた長期投資家にとってはホロ苦いばかりである。相場というのは斯くも無情なものであるかと思い知らされているので上昇しても素直には喜べなくなっている。
良く言えば学習効果であり一方では打ちのめされて立ち直れないまま今日に至っているということである。欲をかくのは一様であっても結果は人夫々ということである。まあ人生の縮図のようなところもある。
今週も良く上昇したがこれから狙うのは出遅れしかあるまい。見知らぬままに放置されている銘柄は多い。今上昇しているのは出遅れ銘柄が中心であるがそれでも未だ見放されている電力、海運のような業種もある。
株というのは上げたり下げたりするものである。これを忘れてはならない。環境/エネルギー絡みのエコ銘柄が持て囃されているのが今の相場であるがこれも一種の流行である。そのうちバブルになる。安いところを密かに買っておくのが長期投資家の常道であることを一時も忘れすべきではない。
株の動きはファンダメンタルズを重視するならPERで、これは長期のトレンドを見ている。短期の人気銘柄に付こうとするなら人気とその変化率に賭けるということになる。後者は尋常な個人投資家には不向きである。
投資によって株主価値を上げようとするのか或いは単に売買をすることで利幅を稼ごうとするのか、この両者が混在している。お互いに意識し合い鎬を削っている。相場を語るには一筋縄ではいかない所以である。
従って自分の投資方針をしっかり決めて守り抜くのが結局は資産を増やす重要ポイントなのだ。しかし生身の人間にはスケベ根性という厄介な心理があるので容易に実行できないのである。無欲の勝利などという勝ち方があるがこれはスポーツの世界のことばかりではない。






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