経営の視点-079
◇政治家は気楽な商売◇
市場は今日も重苦しい動きで愈々二番底かと思わせるに十分な動きである。困ったことだが社会政策は自由経済の天敵であると考えると少し納得する。
最近の世の中は今までに経験したことの無いこと尽くめである。金融危機もそうであったし政権交代も少子高齢化も温暖化ガス問題も初めての経験ということである。そうであるのに解決手法は依然として従来の踏襲である。問題が今までに無かったようなものであればその解決策も従来の枠を外して考えなければならないのである。これが言うは易く行いは難しである。
国内経済が一向に良くなる気配がない。解決策が間違っている。対症療法に過ぎる。問題は根本に遡って処方しないと時間の経過とともにまたゾロ生じて来るものなのである。
社会政策にはこの手のものが多い。困っているから金を施す、のが主流である。金を出すなら知恵を出して自主努力で可決することを考えさせるのが基本である。企業活動も同じで行政はカネを出すことしか能が無い。だから金が無くなればまた強請るしかないのである。これでは幾ら金があっても足りる訳がない。税金、借金は止め処も無く注ぎ込まれるだけである。
政府のやり方を企業経営者は真似てはならない。イザとなったら増税、借金というやり方では中小企業のみならず大企業でさえやって行けない。自由経済は厳しいものでだからこそ成長するのだ。改革は血の出るモノ、百年に一度の経済危機に血を見なくてコトが収まる訳がない。今の政府は血を出さないようにと心がけているらしいが、これはよそ見には美しくもあるがまるで解決にはならない。だから日本経済が立ち直るには途方も無い時間がかかるのだ。
政治にあって経営にあってはならないものの一つに具体性の有無がある。首相の方針を見ているとコミットメントが無い。これは経営には禁物である。何か測定出来る基準が無い約束は無いも同然である。・・するよう努力するとか、前向きに捉えるとかは約束の内には入らない。誰もが測定できる数値化が必要でこれを避けているうちは信用してはならない。
経営でも然り、・・するよう極力心掛けたいと考えます、は出来ませんの言い換えである。数値を使うことしかコミットメントの方法はないのである。



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