年金生活の株三昧-085
◆景気指標の中身◆
気迷い相場の様相である。今週は上げ一辺倒であったからここら辺りで一服するのが順当ではある。一気に上がるほど相場は強くなっていない。まだまだ心配のタネがゴロゴロしているのを横目で見ながらの展開であることを忘れるべきではない。いま暫くは14,000円を固めてくれればそれで良い。第一四半期がスタートしてもう半分を経過したのだが各社の見通しで言う上半期の大幅減益はもうハズレに掛かっている。円高もそれ程ではない。結局は保守的に過ぎたということになる可能性が高い。見通しは良い方に外れるというわけだ。原材料の値上がりも売価の上げで大分吸収出来そうな案配であるし、こういうことを勘案すればこれ以上の株価の下げはないと見るべきである。まあ取り敢えず心配のタネは一つ消えた勘定になる。
景気指標によれば実質GDPが3.3%の伸びであるという。中身が面白い。輸出主導で国内消費が僅かだという。しかも輸出の中心は中東、ロシアの伸びに依存したというのである。では何故中東、ロシアか。言わずと知れたこと、原油で儲けているのである。世界経済は面白い。原油高でヒイヒイ言っている国内の需要家を尻目に稼ぎ捲くっている資源生産国への輸出が日本経済を支えているとも言えるのである。何が如何巡りめぐって恩恵に与るか予期出来ないのである。そういう国際化経済の下で日本経済も成り立っていると言う訳で、こういうことを良く頭に入れて投資しなければならないのである。
同時に矢張りと云うべきか、日本経済の中で元気があるのは輸出型企業という構造である。国内は少子高齢化で福祉にカネが掛かるばかりで生産性は落ち、マーケットとしての消費も先行き細りの有り様である。たんす預金も一向に投資に廻らないままである。自動車も乗るヒトは減少する。今更道路特定財源もない。それなのに政治の世界は何をしているのかサッパリ分からない。統治能力に欠けたままである。サラリーマン化した二世政治家では無理なのかもしれない。オッと、サラリーマンでも近頃はもう少しマシになって来ている。
国内景気が捗々しくないと結局は外人投資家にも見放されてしまう。此のところ少し盛り返しつつある外人買いもヒョンなことで愛想尽かしを食わないように心せねばならない。


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