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May 4, 2008 - May 10, 2008

May 09, 2008

年金生活の株三昧-080

◆日中の暑さ、夜明けの冷気◆

 株価は一服ということだが少し上げ、そして弱気になり、また時を置いて上げる、とこういう動きは未だ本格的な上昇を信じていない投資家が多いということである。これは止むを得ない。散々低迷したのであるからこの際は下げのエネルギーはトコトン吐きだして貰いたい。もう後戻りは無いと思うが懸案は原油の高騰である。こればかりは投機筋の売買とは言っても実経済にとってはそれどころではない。しかし此れも時が来れば納まるところに収まるに違いない。タダそれが相当高いところに留まることを充分警戒しなければならない。原油は高いものと割り切ってそれを回避する方法を考えておく必要はある。要するに資源と名のつくものは需要と供給によって決るのであるから新興国の経済発展があれば上がるのはごく当然のことである。省資源、代替資源、でなければ資源を使わない処方を考えるしかないという訳である。これからのことを考えると国際的規模での資源獲得競争は更に熾烈になる可能性が高い。

 コストダウン余地は狭まって来ている。値上げが何処まで浸透するのか、此れが企業の死命を決するということである。厭な世の中になったというべきなのか、世の中の移ろいとはそんなものだと達観するかはこれからの経営に大変な影響を及ぼすのである。前を向くしかあるまい。

 トヨタの決算報告と今期の見通しは中々参考になる。兎に角日本一の優良企業の云うことは謙虚に聞いておかなければならない。一介の市井の投資家にとっても企業経営、銘柄選びには大いに学ぶべき要素を含んでいる。何といっても減益予想、最低限の利益予想を冷静に述べる経営者の余裕は投資家に、少なくとも長期持続投資家には安心感を与える。これ以上悪くなることは無い、良くなる可能性は多分にあると思わせるものを持っている。今が買い時であるかもしれない。株式投資とはこうやるものだと思わずには居られない。

 株式投資にもファッション性が必要である。どうもこの頃は見っとも無い、カッコ悪い銘柄が闊歩している。特に新興市場銘柄に多い。利益予想をいとも簡単に大幅減益、果ては大赤字などという銘柄が結構ある。ささやかな個人投資家にとってはたまったものではない。そこへ行くと現今の決算発表で先行きの見通しを慎重に出しているトヨタ・・のような優良銘柄は買い時と言わざるを得ないのだ。臆病者の売りに耐えつつ下値に甘んじている国際優良銘柄こそ、である。米国の信用不安も目処が付いたようだしファンダメンタルズは回復するに違いない。

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May 08, 2008

年金生活の株三昧-079

◆マグマは溜りつつあるが・・◆

 今日の株価の動きは煮え切らない臆病者の迷いのようである。ここまで案外上げて来ているのでこのくらいの優柔不断は許されるというものだ。しかしひと頃のように強い下方重力ではない。寧ろ今にもジャンプしそうな飛魚のようでもある。米国の土地に絡んだ金融不安や景気も少しずつではあるが克服しているように見える。日本の市場は元々下げ過ぎていたが漸く本来の実態を反映した株価に収斂しているのである。

 今日此の儘14,000円近辺でこと無きを得れば先ずは底値も大凡固まったといえる。ここ数日で決算発表も片が付く。先行きの見通しが想定の範囲内であれば愈々次の上昇に向かうと見ている。

 最近の株価の動きは何となくデカップリング論を地で行っているような案配になって来た。米国景気や金融不安はもう話題から消えるのは間近になった。人の心理は移ろい易い。同じことを何回も言うな、という気分になる。余程のサプライズでもなければ今更サブプライム問題を持ち出すことは無い。

それにしても新興国の勢いは凄まじい。日本の戦後復興時期を思い起こせば後進新興国に対して日本企業の出来ることは幾らでもある。それが全てビジネスチャンスになるとしたら海外に打って出ている企業は先行きに大きな期待が持てる。日本の大型国際企業の成長余地は測り知れない。

一方資源の有限性から来る資源株の優位性は投資の対象として見逃せない。原油系、金属系の資源銘柄とそれらを流通させる商社、海運はこれからも注目銘柄として外すわけには行かない。

此処までいえば個別の銘柄名は自ずと見えて来る。後は個人の好みと性格にあった銘柄を選べば良いだけのことである。これからのことを考えると今の時点は買い易い最後のタイミングのような気がする。但し株を買う時は慌てることが最もいけない。底値を買おうとするよりも少し値幅を取れればというくらいのゆったりした姿勢が理に叶っている。年金生活者は慌てるよりもゆったりと構える方が様になる。

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May 07, 2008

年金生活の株三昧-078

◆万緑は生気に溢れる◆

 漸く長い連休が明けた。年金生活者には連休はタダ単に混雑するだけでとても出歩く気はならない。立場が違うとこうも考え方が違うのだということが良く分かる。

 さて相場は今日も高かったが午後になって俄かに下げ始めた。日本市場は独自で動けない市場である。米国やアジアの特に中国の動向に左右されるようになった。時恰も胡錦涛主席が来日している。厭が上にも中国を意識させられる。中国は日本人には訳の分からない国としか見えないがそれでも経済関係は切っても切れない深い関わりを持っているので蔑ろには出来ない。中国人のプライドを傷つけないように配慮しながら経済的な旨味を得て行かねばならない。中国、インドは日本人の感覚で言う国家のあり方では到底理解出来ないものであると割り切る他無さそうである。

 連休が明ければ相場は違った展開を見せると期待しているが今日の動きを見ている限り相変わらず国際要因に振り回される体質は変わっていない。日本市場は世界市場の縮図のようなものでサッパリ独自性が無い。全ては外国頼みということである。

 米国の景気は大凡のところは見えて来たようだ。それに伴って為替の方もひと頃のような円高は納まっている。とすれば後は原油である。こればかりは投機筋の思惑そのものであるから見通しは立て難い。しかし原油も此処まで来ると最早投機だの何のとは言って居られない。投機であろうと無かろうと原油を手に入れるためには高い原油を買わされることになるのである。どうやら原油に限らず資源は全般に需要関係から来たものであると認めざるを得なくなって来た。中国、インド以下新興国は人口増加や経済発展で日本も嘗て来た道を歩むとすれば需要は衰えることは無い。此れが基本的なトレンドであると認めておいたほうが良さそうである。

 こういうことを前提に世界経済の行方、すなわち資源ネルギーの枯渇、地球温暖化、人口増を背景に何処まで変化して行くかを見極めなければならない。簡単ではないが世界がどんな状況になろうともしぶとく生き残って行ける企業を探し出さねばならない。やはり回帰するのは国際優良銘柄になってしまう。第一線リタイア組にはモノを見る際の常識と経験がある。考えようによっては素人個人投資家でも儲けられるチャンスがありそうである。

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