« April 13, 2008 - April 19, 2008 | Main | April 27, 2008 - May 3, 2008 »

April 20, 2008 - April 26, 2008

April 25, 2008

年金生活の株三昧-075

◆春の味は苦味◆

 思わぬ上げで今日の相場は出来高次第では愈々上昇トレンドに入ったかと思わせる。しかしまあ余り予断を持って見ない方が良さそうだ。これから出て来る業績に振られる可能性も有るにはある。長い貧困生活を送って来た者にはどうしても希望的な観測に片寄りがちである。これは危険だ。冷静に見なければならない。株価は現状の景気が低調に推移していることを既に織り込んで来たので此れから更に深間に嵌まることでもない限りは上昇のエネルギーは溜まっていると見て間違いない。今日の上げも或は今年後半を織り込みに入ったのかもしれない。

 日本の景気は全体では概ね低調程度に止まっているが中身を大企業、中小企業に分けると明らかに中小企業の景気は後退して久しい。此処へ来ての物価上昇は個人消費に打撃である。ガソリン価格も再び上がりそうな気配になって来た。周りをみても良い材料は見かけられない。国内企業で幾らかでも良いところは公共料金に支えられている電気、ガス、鉄道・・辺りくらいしかなさそうだ。依然として国内の景気は捗々しくない。となればやはり頼みは外人投資家になってしまう。外人投資家に嫌われることばかりやっている日本市場であるが暫くは外人投資家の鼻毛を読まねばならないとは情けないことである。

 日本の企業、特に多国籍企業は時間をかけて従来の企業形態から脱皮して来た。国内企業はそこまでの踏ん切りはついていない。だから国際化に乗り遅れている。国内の顧客相手だけでは行き詰まりを見せている。余程工夫しない限りは少子高齢化現象には耐えられそうにない。これよりもずっと国際化に乗り遅れているのが政治の世界である。進歩していない。進歩するには変化しなければならないのに変化を避けようとしている。

 政治も中小企業も脱皮が必要である。人間というのは幸か不幸か脱皮しなくても死ぬことは無い。海老や蛇などは大変だ。脱皮しないと死んでしまうのである。成長するためには不可欠だからである。人間も成長するためには脱皮しなければならないのにしないのである。日本は快いぬるま湯にどっぷりと浸かったボケ老人のようになりはしないか心配である。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

April 24, 2008

年金生活の株三昧-074

◆春風、堤長く、家遠し◆

 今日のところは大きく下げなければ良い、程度で我慢をしなければならない。何ごとも行き過ぎはいけない。コウ龍悔いあり、というわけだ。出来ることなら二歩前進一歩後退が良い。細く長く・・細々とやるのが長持ちの秘訣と言った人もいた。個人投資家の長期投資の姿勢は何ごとに依らず共通した心持ちである。依然として取引が閑散としている。中々地固めが出来ない。此れを克服しないと連休明けの相場も足下が弱そうだ。液化現象の地面のようにブクブクしていたのでは今後の上昇は望めない。悪材料は大体出尽くしたのでこれからの驚きはそうは無さそうである。辛抱が報われるのもそんなに遠くは無いと見ている。

 野村HD(8603)の悪材料に続いて三菱商事(8058)の好材料が出た。しかし株価は野村がソコソコ、三菱は下げた。此れだから株は面白い。野村HDはこれ以上の悪影響は出ない、つまり業績的には殆ど影響は無い。外面を装うために一応業績に少なからず影響するなどと報道されているがあの程度では何の影響もないと見るのが妥当である。

 三菱商事も今までの上げた分材料出尽しで下げるわけである。実績を見てから動くのでは遅いということだ。投資家相互間の腹の探り合いで株価が決ることの典型である。

 何れにしても野村も三菱も日本有数の企業である。日本経済が横ばい以上で推移すれば業績が下降することなど有り得ない。同じことはトヨタやキャノン、ファナック等日本を代表する企業にも言えることである。もし大事な、謂わば虎の子の資金を若干の欲を持って運用したいと思うなら思い切ってこれ等の企業に投資することは正しい選択である。

 さて後期高齢者医療某の制度批判が喧しい。この批判は正しい。政府の政策は基本姿勢、思想が間違っている。つまり、経済的な行為によって齎される格差と社会的なセーフティネットでケアすべき行為の格差を一緒くたにしている。公平と平等の選別が今の政治家には見極められないということである。寂しいというよりは末恐ろしいというべきである。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

April 23, 2008

年金生活の株三昧-073

◆ピンチ・・チャンス◆

 今日の株価は思いの外良く上げている。底が確認されたことで気分的に安心しているせいもある。というよりは次第に悪材料に馴染んで来て少々のことには動じなくなったためであろう。良くも悪くも人間の持つ慣れがそうさせるのである。早く14,000円を超えて欲しいものだ。

 さて今回の野村證券(8604)の不祥事は大分叩かれたがどうもマスコミの報道は一応批判しておかないと世間体が良くないからという、まるでお付き合いのように見える。インサイダー取引はしてはいけないことで実際にも行われていないのだということを強調したいが為の取り扱いのように思えてならない。そもそもインサイダー取引などはどの位されているか知れたものではない。実際に見つからないままに陰でされているかもしれないことは充分ありうるし、証券取引には多かれ少なかれあって当然のものなのである。限りなく有罪に近いところを含めれば粗日常茶飯事かも知れない。凡そ株式投資をしようとする者はこのくらいのことは行われていることを覚悟してしなければならないのだ。時々告発されて謝罪し、反省したところで実際に全てを封じることなど出来る訳が無いのである。

 今時の世の中は危険が一杯で余程疑ってかからないとトンでもないことになる。便利、楽チンの陰には思わぬ危険が潜んでいることは覚悟しなければならない。もしそれが不安なら便利さや楽なことは求めてはならないのである。此れも一種のハイリスク・ハイリターンの裏返しである。

人は誰でも人知れず悪いことをするのは旧くからの人間の本性なのである。だからルールは性悪説に基づかなければならないということになっている。ここら辺りで野村(8604)の下げをジッとみながら買い時を探りたい。個人投資家は機関投資家や大口投資家と同じことをして居てはカモにされるだけ。裏をかく、逆を張ってこそ儲けの芽がある。少々危険なことは承知で行くか然もなければ徹底して長期に保有するかの二者択一ということである。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

April 22, 2008

年金生活の株三昧-072

◆株式投資は人間を創る◆

 今日の下げは順当に反落したというべきである。大きく下げなければやはり上昇トレンドは継続しているということ。大底は離れたとしても今の気運が足踏み状態であることに変わりはない。株式市場の存在感が薄れているのである。株価は頼りにならない、さりとて政治にも頼めない、経済も弱くなって来たとすれば方向勘の無い市場が当分続くのであろう。それは覚悟しなければならない。大きく下振れることは無かろうというのが責めてもの安心材料である。夏場までは大きな期待は出来そうにないのが息苦しい。

 最近の株価の見通しが付けにくくなったのは一つに外人投資家の占有率が酷く上がったことがある。日本国内の景気などは余り考慮しない。世界市場の中で判断しているので日本国内の景気は二の次にされる。国内投資家は殆ど国内景気、企業業績くらいしか考慮していない。日本の個人投資家には海外事情に関する余り詳しい情報も無いので配慮しようにも出来ない。このあたりも個人投資家が此のところ余り良い成績を上げられない原因がある。グローバル化がさせる株価の形成であるが余程目を世界に開いていないと措いて行かれる。

 とは言いながらどうにも外人投資家の心情を諮りながら投資するのは面白くない。わが道を行きたい。とすれば自分で研究し、選択した銘柄をマイウェイ方式で長期に保有し成果が出るまで辛抱強く待つことしかない。まあ考えてみれば余裕資金で長期に保有するやり方は失敗もないし、程ほどに成果もある。誰でも出来る方法なのに多くの場合中途半端にやるから損してしまう。確かに3~5年という期間持ち続けるのは気の短い個人には容易には耐えられないことである。

老婆心ながらお勧めするとすれば資金を二つに分けて長期と短期と両方のやり方で運用するのも気休めにはなると思う。大事なことはそうすることによって自分の投資に対する性格が良く分かることである。以後は性格によって銘柄、投資機関を決めることができる。投資は性格に合致したやり方をとることが何よりも重要なのである。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

April 21, 2008

年金生活の株三昧-071

◆ゆっくり、細く、長く◆

 僅かではあるが相場に力強さが出て来たかに見える。初夏に向けて一段の上げ相場、詰まりは長いトンネルを抜けると其処は燃えるような若葉の世界だった、を期待したいところだがそうは問屋が卸すまい。今更慌てることもない、ジックリ確実に上昇して欲しいところである。

 政府もやっと6年3ヶ月ぶりの景気下降を認めざるを得なくなったようだ。何という形式的な報告であろうか。こうした政府、日銀の発表は全く宛てに出来ない。現実はもうその先遥かに進んでいる。捗々しい対策も無しに過去の統計結果ばかりを公表しても余り役には立たない。無能な経営者への慰めが精々である。

 これからも米国の景気動向、それに伴うドル安円高、原油を始めとする資源の高騰・・等が先行きの景気を左右する。何れにしても日本独自の景気対策では限界がある。輸出型製造業、新興国経済にスッカリ依存している日本経済の姿は変わりそうにない。頼みはこれから出てくる日本企業の業績動向である。大事無いことを祈るばかりだが優良企業ほど保守的な見通しを出す可能性が高い。そうなれば寧ろ其処が狙い目になるのだがこれは上昇にいくらか時間がかかりそうで、長期資金投資家には良い買い場を与えてくれるものと期待している。

 愈々暫定税率の期限が近づいた。再値上げがあるのか其の侭通すのかが不明であるが同時に政界変動があるかもしれない。手垢とシミがこびり付いてしまった今の政党政治も一度分解/再編したほうが良いかもしれない。どっちに転ぼうが市場に与える影響は余り無いと見ている。どの政党が与党になろうともすることは同じようにしか出来ない。変革を推進するようなリーダーは居そうにないからだ。

 山口補選は面白そうである。例え民主が勝ったとしても自公政権に変わりがないのだが、捩れが続く限りはいつも政局と隣り合わせの政権運営は続いて行く。市場関係者の本音は自公政権で良いけれど首相の首は挿げ替えてくれ、ということではなかろうか。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

« April 13, 2008 - April 19, 2008 | Main | April 27, 2008 - May 3, 2008 »