年金生活の株三昧-065
◆欲は無く決して怒らず◆
ヤレヤレやっと上げてくれたか、と思わず口にしてしまうほど元気の無い相場が続いている。近々の関心は専らG7であるが国別の思惑もあるからそんなに良い結果が出るとも思えない。が一応現況を確認するだけでも今となっては頼りのヒモである。
散々篭絡された此処小一年の相場であるが何もしないでジッとして居る心持は修行中の雲水の如くであった。でなければ宮沢賢治のアメニモマケズ・・の素朴で欲の無い農民の心境である。株式投資をする者に対して欲を持つなというのは余りにも酷な話であるが逆説的には云い得て妙である。欲を持ちながら欲をかくなというのは究極の投資家心得であろう。
今の相場で大きく引かされている投資家は含み損を抱えていることになっては居るが売却するまでは損にはならない。今はジッと保持していれば良い。欲をかけば損が芽生える。売却して資金を使うまでは損も得もありゃしない。損をしないように心掛けることは最も得をする方法である。儲けようとするから損をする。欲に翻弄されないためには欲を離れ謙虚な心持で花に水をやるように優しく相場を眺めることである。株式の長期保有で損をした投資家を余り見ることはない。素人は努々短期売買をすべきではない。但し競馬宝くじのノリで投資する場合はこの限りではない。両者は元々趣旨が異なるものである。
ところでセブンイレブンが減益となり不採算店を閉鎖するという。此れにはホウッと思ったが動きの速いことは良い選択なのかもしれない。何れにしても大企業の行動は現状の日本国内の景気の見方とそれに対する企業の取るべき対応策を示唆するものがある。中小企業でもこういう動き方は大いに参考にすべきである。武田薬品の買収と言い上場企業のやることは現今の経済状況下で取るべき企業行動の手本を示してくれるものである。投資家のみならず中小企業にも参考になる点が多々ある。これこそ株式市場を見ていれば居ながらにして企業経営のヒントが与えられるということに他ならない。


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