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March 23, 2008 - March 29, 2008

年金生活の株三昧-055

◆苦い過去、新たな未来◆

 残すところもあと一日、今期も終了する。今日は所謂お化粧株価という奴なのであろうか、此れと言った意味も無く上昇している。まあ理屈は何であれ上げるに越したことはない。新しい期を迎えてもう少し景気の良い話になるかと思ったがやはりと言うべきか先行きは不透明極まりない。此処はもう株価は眺めるもの、と割り切って暫く静観することに徹しよう。

 来期はひとつ見切ることを学習して行きたい。仕事でも株式投資でもここのところ深追いし過ぎたようだ。見切り千両は中々出来ないからこその値打ちなのだろう。先行きの不透明な時代には一方通行、決め打ちは危険に過ぎる。貧乏神は逃げると勢いづいて執拗に追いかけて来る。立ち向かって行くと意外にも尻尾を巻いて逃げて行く。裏を返すとどんな時にも前向きに攻めて行く気概を持たなければならないということである。簡単なことではないが誰にでも出来ることでもある。

 世の中は検定流行である。何にでも試験を作り差別化しようとしている。ビジネスとしては悪いことではないが如何にも安っぽい感じはする。此れはご愛嬌としても何ごとに拠らず評価基準を設けることは大切なことである。特にビジネスにおける人事評価は基準を決めることが社員のモチベーションを上げることに繋がり易い。少ない人材を有効に活用するためには誰にでも分かり易い数値基準は何にも益して有効な手段になる。

 株式投資も同じで今期の投資実績を省みるにはこの数値基準が如何ようであったかを検証し、投資技術をより向上させていかなければならない。この繰り返しが成績を上げる基本である。年明けから碌な気分になれなかった日々であるが今期ももう直ぐ終了する。4月に入ればまたリセット状態で新たな気分を取り戻して株式投資に取り組めるというものである。

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年金生活の株三昧-054

◆エブリデイロープライス◆

 投資家から見放されたような今日の株価である。まるでアリ地獄に落ちて抜け出そうともがき苦しんでいるようである。外人売りが激しいために個人投資家が幾ら齷齪努力しても報われることはない。此れに懲りてもう株式投資は止めにしてしまう人が多いのではないかと心配している。出来高が少ないというのは何よりも深刻な問題なのである。

 まあ個人ではどうにもならないことをあれこれ心配しても仕方がない。一段下げの1万1,000円どころにならないことを祈りながら動きを眺めていよう。12,000円位で底を這っている限りこれ以上の心配は無用にしたい。

 個人投資家の殆どは今含み損を抱えている。当然である。別に悲観することはない。今は損をしても良い時期なのである。投資期間全体を通じて何時も含み益を抱えているのは実は余り効率の良い投資とは言えない。儲けは程ほどで実現し次の投資資金にすることで利回りは向上する。今は仕込んで待つ時期である。今周りを見れば一見不安材料ばかりのように見えるがそれは心理的に負け根性に染まっているからに他ならない。何かが何処かで弾ければまるでオセロゲームのように一気に強気に傾く。株価の上昇・下落は何時もフィフティフィフティなのである。実力が伯仲したチーム同士の試合のように勝負の流れはフトしたことで変化し、そのまま反転することは良くあることである。

 下げ相場の時は何時もそうしているように見て見ぬ振りをするしかない。まともに見るより自分の都合の良いところだけを見ていればやがて拓けて来る。相場のリズムは何時も斯の如くに繰り返す。それこそ人知の及ばぬ自然の法則である。

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年金生活の株三昧-053

◆年度替りと共に◆

 連日陰の極を彷徨っている。先行きが朧に見えて来たとは言えその朧が明るいものであれば文句は無いが暗い見通しを出されると株式投資も最早此れ迄かと思ったりする。投資家心理が危険領域に入り始めている。ただ今後一段の下押しが無ければ心理は次第に明るくなってくるはずである。それまでは暫くの時間が必要である。

 人間の心理はおかしなもので判断の基準を屡変えてしまう。基準というものは一定期間買えてはならないものである。株価が上がれば基準も上げ、下げれば基準を下げてしまう。一見臨機応変するように見えるがそれはただの意志薄弱にしか過ぎないのだ。この綾に惑わされるところからバブルは生ずるのである。此れが分かっていながら人はだれでも渦中に巻き込まれると冷静ではいられなくなるのである。

 さてこれからの株価の見通しを考える時、今の安値を拾っておいて正解なのはどんな銘柄なのか。混沌としている時の銘柄選びはテーマを決めて検討したい。先ずはグローバル化で有利な企業は、商社、海運それに輸送機器、精密などの多国籍企業であろう。日本国内の不景気は関係しない。米国景気も不良債権は尾を引くものの、モノ造りの世界は逸早く回復すると見ている。後は土地絡みに注目したい。幾ら日本の少子高齢化が進むといっても日本人に土地愛着は無くならない。特に首都圏は益々希少価値になる。そこでJR東となる。今は地価上昇が一服しているようだが再び上がり始めるのは目に見えている。但しLOHASな投資としたい。

 さて月末になって12月期決算会社の株主総会が始まっている。此のところの円高で厳しいことになっているが殆んど関係は無い。来期についても上半期は予約でヘッジしている。下半期で円高の影響が出てくると思われるが市場が言うほど国際優良銘柄の経営者は馬鹿ではない。

 経営に障害は付きもの、次々と出てくる障害も今までも解決して来たと同じようにこれからも処理して行くことであろう。それでなければ国際優良銘柄にはなれるはずもないのである。優良会社の経営者には期待している。

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年金生活の株三昧-052

◆朱に交われば◆

 今日はホッと一息の案配で金融不安問題も少しずつではあるが先が見えて来ている。思ったとおりだがそれにしてもまだまだ予断は許さない。企業業績も08年度は明るくない。しかしそれは建前で各企業ともシコシコと米国景気、原油、円安を織り込み始めている。企業というのは言い訳が無用である。何があってもそういうことなら止むを得ない、にはならない。何時も増収増益でなければならないのである。経営者は何があってもそれだけは忘れていない。多国籍企業なら尚更である。急激な変化は確かに厳しい。円高も原油も景気もジワジワと移行するのであれば企業は充分耐えられる。それだけの体質は持っている。特に国際企業はあらゆる変化に対応して来ている。今は急激な変化であるが故の苦労は出てくると思われるが来期を通じてみれば耐えられる範囲にある。米国経済が底打ちの兆しを見せれば全ては良い方向に進む。それまでの辛抱である。

 それにしても何という安値であろうか。もう何回もそんなことで嘆いている。しかし此処からの上げは大きくなることを期待しよう。昨年の夏場から5,000円も下げている。と云うことはまた半年くらいで5,000円戻すと云うことは大いに有り得ること。大体米国のダウ平均と日経平均が12千円台でほぼ同じというのはおかしい。2、3千円くらいの差はあってしかるべきである。

 おかしいと思う見方はやはり正しい。株価が如何にもおかしな水準だというのは勘としては当っている。勝負ごとは理屈よりも勘である。PERPBRROEなどを並べても全て真面ではない。その渦中に在る時は自分の間違いに気が付かないもの。おかしいのにおかしいと思えない。此れが皆で渡れば怖くない、の心境なのである。

つまり今は逆バブルの最中にある。後で考えると、あの時は何であんなに安かったのだろうか、どうして買っておかなかったのだろうか、などと寝小便をたれた子供のようなことを言う。唯難しいのは変化に順応することと変化に染まってはならないこととの使い分けが凡人には至難の業だということである。

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年金生活の株三昧-051

◆負けない投資◆

 気迷い気分その儘が現れている今日の相場である。相場というのは正直者で嘘は言わない。裏にどんな思惑があっても今目の前にある株価は誰もが売買できる値段なのである。ソロソロ外人頼みの市場から脱却して欲しいのだが今の弱弱しい国内景気を見ればとてもそんな信頼できる株式市場になりそうにない。返す返すも福田政権の自民党が恨めしいのである。何も出来ない何もしないでは誰だって信を失う。世の中の変化、人心の変化、政治の変化に体が付いて行っていない。ねじれ国会が頭では分かっていても体が付いていけていない。当に老化である。

 振り返れば株式投資も頭でするものと思いきや体力が勝負なのである。体力が無くなるとあらゆることが面倒になり誤魔化してしまおうとする。此れがいけない。手順どおりに粛々とやることが必要である。特に昨今のように相場が低迷している時はこの粛々が投げやりになってしまう。今は踏ん張りが必要な時で余計なことは考えずに当初の計画通りにことを進めていれば良いのである。

 例えば今日明日の配当取りである。大幅な値下がりにヤル気を無くしてもうどうでも良いなどと考えているならとんでもない間違いである。幾ら含み損を抱えていてもホンの少しの配当をシッカリ受け止めておく心掛けがなければならない。何故か、それはキャピタルゲインとインカムゲインは別のものだからである。貸借対照表と損益計算書のようなものでフローはインカムゲインで齎される。含み損は実現するまでは損にはならない。此れが個人投資の良いところで今すぐ使う金でなければ長期国債を買ったと思って保有し続ければ良いだけのことである。緊急の資金を投資している訳ではないので、其処はしぶとく頑張れば良い。

 毎年高校野球には教えられる。まあ野球に限らず勝負ごとは全て、憑いていない時の処方、にかかっている。追い詰められた時に如何対応するかが勝ち負けの分かれ目である。此のところ碌なことの無い相場続きであるが少しずつ前には進んでいることは確かである。

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