年金生活の株三昧-050
◆右を見ても左を見ても◆
近頃の相場では毎日見るのが億劫になる。どうせ数ヶ月は二進も三進も行かない日が続くのである。それにしても金融問題、殊の外重症であった。大凡のことは分かって来たがここから何が出ても可笑しくない時代だけに未だ予断を許さない。びっくり箱を開けるようなぞくぞくした期待はあるものの怖いもの見たさの心境にはなれない。
金融の、正確には金融工学の進歩で金融自体が何者か分からなくなって来ている。人間が作ったものが人間に分からなくなって来たということである。素人投資家には尚のことである。手を出しようもない。今の相場は機関投資家だけが売買している様子である。個人投資家にはイマイチ不可解な相場になっている。来週は配当権利確定の期日が来る。今更動く気はしない。粛々と配当金を受け取って後のことは後で考えることとしよう。
愈々日銀総裁の人選が始まり、税制も決着が近づいた。どちらも今となっては材料にはならない。何のインパクトも無い。種明かしの見えたマジックを見せられているような白けた風情である。
信用問題にしろ原油高、ドル安・円高にしろ今は良い材料が無い。だから下げている。問題が煮詰まらない。決着が付かない以上株価は悪材料と見る。しかし此れも一時で何らかの政策が出れば一気に戻すこともある。それが何時頃になるかを見通す眼力が勝ち負けの差になる。何処で動くか、早めに手を打つには何時が良いか、此れを見逃さないようにしなければいけない。長期投資であれば焦ることはない。短期に儲けようという資金だけは機を見るに敏でなければ勤まらない。
株式投資の醍醐味は安く買って高く売ること。しかし安く買うには虎穴に入らないと叶わない。個々の銘柄には何の罪も無いのに市場全体の需給や直接関係のない材料に振り回されている時こそ物色の絶好のタイミングといえる。理不尽にも下げさせられている銘柄は随分ある。これを仕込めば100発100中ではなかろうか。ああ涎が止まらない。


Recent Comments