年金生活の株三昧-082
◆上場企業にも格差◆
午後になって急に上げ出したが理由は釈然としない。今は外部要因に動かされているので米国、アジアの動向如何というところである。日本に金融市場を動かす力は無い。日本国内の景気を云々するよりも世界経済がどうなるのかということがより重要なのである。先行きが見えない現今の経済は国際多国籍企業の動きに頼るしかない。世界的規模であればそれだけ浮き沈みをヘッジ出来るという訳である。NYダウ銘柄、日本のコア30銘柄は殆ど世界経済の動きに連動している。米国内、日本国内の景気が弱くてもBRICs、中近東、アジア、アフリカ・・が良ければ業績もそんなに落ち込むことはないと見ておきたい。
さて此のところの業績発表だが反応は様々である。此処で気を付けておきたいのは業績見通しである。先のことは分からないといえばそれまでだが、だからこそ先行きの見方に注目しておきたい。詰まり楽観的に見て後々下方修正をする企業と厳しい見方をしておきながら後に上方修正する企業の見分けである。これは長期的に見ていると企業ごとに癖があってトコトン保守的に見る企業、思い込み先行で楽観的に見る企業がある。これが面白い。企業の体質とはそんなもので業績の公表の中身は実は似て非なるものなのである。この辺を翼々見極めないと飛んだ失敗をする。
言っておくが企業というものは法的、形式的には同じものであるが中身は全くの別物だということである。近所の商店の法人成り企業も会社、トヨタも同じ会社なのである。上場企業と雖もピンからキリで、此れを同じ組織体と思ってはならない。序に言えば国際優良企業と新興企業では投資先として全く別物と考えなければならないということである。
優良企業の保守的な見通しと新興市場企業の見通しとは月とスッポンのようなものと考えておきたい。前者は期中に何があろうと早め早めに公表するし、後者は決算のドン詰まりに来てやおら大幅な下方修正をするというのがお決まりのパターンなのである。此れで随分痛い目に会わされた投資家が多いのであった。
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