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April 25, 2008

年金生活の株三昧-075

◆春の味は苦味◆

 思わぬ上げで今日の相場は出来高次第では愈々上昇トレンドに入ったかと思わせる。しかしまあ余り予断を持って見ない方が良さそうだ。これから出て来る業績に振られる可能性も有るにはある。長い貧困生活を送って来た者にはどうしても希望的な観測に片寄りがちである。これは危険だ。冷静に見なければならない。株価は現状の景気が低調に推移していることを既に織り込んで来たので此れから更に深間に嵌まることでもない限りは上昇のエネルギーは溜まっていると見て間違いない。今日の上げも或は今年後半を織り込みに入ったのかもしれない。

 日本の景気は全体では概ね低調程度に止まっているが中身を大企業、中小企業に分けると明らかに中小企業の景気は後退して久しい。此処へ来ての物価上昇は個人消費に打撃である。ガソリン価格も再び上がりそうな気配になって来た。周りをみても良い材料は見かけられない。国内企業で幾らかでも良いところは公共料金に支えられている電気、ガス、鉄道・・辺りくらいしかなさそうだ。依然として国内の景気は捗々しくない。となればやはり頼みは外人投資家になってしまう。外人投資家に嫌われることばかりやっている日本市場であるが暫くは外人投資家の鼻毛を読まねばならないとは情けないことである。

 日本の企業、特に多国籍企業は時間をかけて従来の企業形態から脱皮して来た。国内企業はそこまでの踏ん切りはついていない。だから国際化に乗り遅れている。国内の顧客相手だけでは行き詰まりを見せている。余程工夫しない限りは少子高齢化現象には耐えられそうにない。これよりもずっと国際化に乗り遅れているのが政治の世界である。進歩していない。進歩するには変化しなければならないのに変化を避けようとしている。

 政治も中小企業も脱皮が必要である。人間というのは幸か不幸か脱皮しなくても死ぬことは無い。海老や蛇などは大変だ。脱皮しないと死んでしまうのである。成長するためには不可欠だからである。人間も成長するためには脱皮しなければならないのにしないのである。日本は快いぬるま湯にどっぷりと浸かったボケ老人のようになりはしないか心配である。

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