« シニアの株式投資(続々)-172 | Main | シニアの株式投資(続々)-174 »

October 25, 2006

シニアの株式投資(続々)-173

―株と遊ぼう―173

(相場の眺望)

 ハキハキしない相場だが大きく下押すことは無さそうである。むしろ決算発表前の様子見気分だと思う。1万7千円を前にしてモタツクのは仕方がないことだ。オールドエコノミー銘柄が賑わうのは本格的な相場になってきている証左である。新興市場銘柄が中心であるより遥かに安定しているといえる。

(投資の心得)

 時価総額が企業の価値であるという考え方は概ね正しい。しかし正確とは言えない。株価は企業価値を反映しているとは限らないからである。企業の価値は単に収益性だけで測られるものではない。真の評価は短期に判定され得るものではないことを弁えておかなければならない。

 こういう議論は株式投資にはそれ程重要ではない。投資効率を考えると企業価値云々よりも目先の株価がどうなのだという方が余程重要である。厄介なことに株価と企業価値との間には何時でもギャップがある。ギャップがあるからこそ投資妙味もあるのだが素人投資家はつい翻弄されてしまう。

 只一つ言えることは株価は企業価値とのギャップがあったとしても大きく離れることはなく、何時も企業価値の近辺を付かず離れずしていながら結局は両者一致して行くということである。

一方、市場の評価というのも社会的な評価とは異なる。少なくとも短期的な評価においては両者はかけ離れることが多い。

 其処で重要なのは投資においては市場の評価が低いものでも社会的な評価の高いものがあればそれをそっと拾う姿勢である。これが長期投資で成果を得る最も安全で効率の優れたやり方なのである。市場の評価も結局は社会的な評価に収斂されて行くのである。逆に社会的評価が市場評価を変えることもある。市場の評価にばかり気を取られていると社会的な評価のしっぺ返しを喰らたりもする。気をつけたい。

 株価と企業価値、市場評価と社会的評価、この間の付かず離れずの間柄を知ることこそ株式投資の要諦である。

« シニアの株式投資(続々)-172 | Main | シニアの株式投資(続々)-174 »

Comments

Post a comment

(Not displayed with comment.)

TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/66251/12424262

Listed below are links to weblogs that reference シニアの株式投資(続々)-173:

« シニアの株式投資(続々)-172 | Main | シニアの株式投資(続々)-174 »