株式投資で遊ぶ-147

◆株式市場の人気離散◆

  昨今の日本株はどう見ても出遅れと思うが市場への参加者はそうは見ていないようだ。資金不足でそうならざるを得ないのか、或いは今の株価が本当に日本株の価値に見合ったものなのだと思っているのかは不明である。時代の変化というのは屡当事者たちの目を眩ます。バブルもデフレもその中にいると正当な判断がし難くなるということだ。

 近頃の株価の動きはトンと見当が付かない。金が良く買われるというのも時代の変化に強いからということである。利息も無い金に人気があるということ自体株式投資の先行きに確信が無いということの証である。

 考えてみると株式は安全資産ではない。しかし株価が純資産以下というのは安全な資産への投資と言えるはずだ。配当があれば尚更である。今の株価は正常ではないが危険な異常という訳でもない。民主政権には先行きの不安はあるものの企業業績は上昇機運にある。買い場であることは間違いないのだが出来高が増えない。どういう訳であろうか。

 人の逆をするというのは中々度胸が居る。しかし今は日本企業は底から上昇へと変化しようとしているところで株の買い場としては悪くない。しかし買う気にはならない。買う気にならない人が多いから株価は安い訳だが底値の魅力は確かにある。月初めに買った優良銘柄は上げこそしないが下げることもなく経過している。下げても限定的でこれから上昇するという期待の方が遙かに大きい。此処半年くらいは下値を探りながら買うばかりである。

 上昇を期待していたが其処に民主政権が現れた。これで少し上昇は先延ばしになるのだが時間の問題であろう。良い会社さえ選べば上昇は間違いない。

 此処で銘柄を選ぶならじっくりとモノづくりに賭けてみることが賢い選択である。金融サービス等第三次産業は来たるべきアジア中心の経済成長には当面恩恵はない。国のインフラを始めとして恰も日本の30年前を考えれば大体想像が付く。

 日本には海外向けの製造業では断トツの資金、技術がある。内需がどう転んでも外需に傾注しているこれらの製造業は伸びしろが沢山ある。これから成長著しい市場を相手にすれば成長しないはずがないのである。

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株式投資で遊ぶ-146

◆雇用対策に近道なし◆

  昨今の相場はまさしく政治の影響を受けている。本来はもう少し政/経の距離があるはずであるが政権が変わった今政治が臆面もなく我が物顔で跋扈している。確かに政経は不可分であるが其処にはおのずからケジメが無くてはならない。それが今の政権には分からないらしい。

 今日の相場も考えてみるともう少し強くても良さそうなものだが何か逡巡した動きである。財政悪化による長期金利高、円高、それに金融関係の縛りと来れば然も有りなむと思う。市場は政策の行方を凝視していることが政治家には今一つピンと来ていないかに見える。

 予算作成にあたっての事業仕分けなるモノが始まったようだ。ここからムダを出そうということらしいが大分無理がある。公開してやるということは前進だが結局は財務省に名をなさしめることになる可能性が高い。初めてする政策運営で果たして無駄が抽出できるであろうか。恐らくは形だけのものになる。

 やること為すこと如何やら民間の感覚ではなく昔の官僚若しくは天下りが蘇るような気配である。モノの分かった心ある国民はやはり民主党に勝たせすぎたな、と臍を噛んでいることだろう。

 ある程度予想はしていたがこれほどまでに素人であったかと思わざるを得ない。日本航空の再建にしても今思うと前原大臣の悪い癖が出たと云わざるを得ない。もう少しダイナミックに一旦会社を潰してしまうべきであった。思慮の無さは昔の偽メール問題を彷彿とさせる。彼は物事を云い切る潔さはあるもののただそれだけの後ろの備えが無い政治家ということである。

 株式市場は今日も悪くはないが決して期待の持てる展開ではない。企業業績が折角上方修正したというのに株価は低調な儘である。

 今から望むべくは首相のスキャンダル、財政の行き詰まり、基地問題で政権が揺らぎ解散でもあればということに尽きる。まああり得ないであろうが少しでも早く総辞職くらいはないと株式市場の勢いは出て来そうにない。毎日少ない出来高を繰り返していると本当に経済は後退してしまいそうで、ヤキモキするばかりである。

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株式投資で遊ぶ-145

◆雇用は企業が作る◆

  今日のような相場が続くと些か気が滅入る。世界の株価は金融危機のドン底から比べると大きく上昇したのに日本株は然程でない。理由は大体分かっている。日本の国力、従って存在感が衰退していくことを察知しているのである。高齢化社会を迎えれば当然のことであるがその傾向に政治が捗々しくその対策を打てないからである。

 高齢化は何も日本独自のものではない。欧州も中国でさえも近い将来にやって来ることである。日本はその最先端にいるということである。もう少し世界に先駆けた施策を打てないものであろうか。歯痒い。

 少子高齢化日本では国力の維持のためには経済成長が必須である。このシナリオが依然として描けていない。これからも上手く描けないであろうことが予測される。であれば投資先としてとても資金が流入する状態ではない。

 この傾向が治まらないうちは株式投資をするべきではないのかもしれない。休んで様子を見よ、ということであろう。何時も強気で鳴る証券関係者でさえ暫くは弱気で行かざるを得ない風な見方をしている。

 分からないうちに慌てて手を出すことはない。株は逃げて行かない。気の向くまま、市場の状態が分かるまではユックリ考えれば良いのである。休むも相場というのはこういうことを云うのである。

 それにしても可哀そうなくらい下げてしまった銘柄もある。株価だけを見れば潰れるのではないかと思わせるが其処は純資産を良く見て助けるつもりで買っておく手は無いでもない。

 株式投資で損と儲けは紙一重である。時間との勝負でもあるが今は1~2年後を見ないと買える状態ではない。買うとしても今は内需系は鬼門である。政権が今のままでは内需銘柄は手が出せない。産業政策に新手が出ればその時は市場が適当に評価し、その後でやおら出動すれば良いのである。

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株式投資で遊ぶ-144

Ixy0910_032

◆魅力の乏しい相場◆

  今日の下げは流石に不安である。相場は何時も強気派と弱気派とがあるが今回ばかりは弱気が席巻しているようである。確かに円高もあるがそれよりは民主党政権の危うさにあると見て良いだろう。同じ余剰資金を回すなら株式よりは他の運用で行こうと考えるのも不思議ではない。財政の運用がまるで成っていない。それでも輸出産業が細々と頑張っているから経常収支もそれほど悪化しないで持ち堪えている。

 ということはこの状況は民主党政権が続く限り変わらないのか、と考えなければならないのか。四年間もこの状況が続くのではたまったものではない。政界再編を願う所以である。そうでなければ日本の株式市場が蘇ることはないと考えておいた方が良さそうだ。

 そうなると株式への投資よりももう少し安定した運用をした方が良さそうである。外国株の投信とか債権への運用を考えておかなければいけないかもしれない。

 日を経るに従って民主党の政策運用が綻びはじめて来た。自民党時代に経験した大臣だけが比較的安定した政策を進めているようである。初めて内閣入りし大臣になった新人は未だ政策の進め方が分からずウロウロしている感じばかりである。

 早く民主政権が崩壊若しくは変革しまともな経済/産業政策をしないことには株式市場の人気は衰えるばかりである。第一外人に理解出来ないことをしていたのでは海外からの投資が入る訳はない。

 株式投資に遊ぶ素人にとって日々衰退していく日本経済、取り分け企業の活力喪失は見るに忍びない。この状態を放置しておいて雇用の促進等と良く言えたものである。雇用は企業が活力を取り戻さない限り縮小するばかりである。これは現実を見れば一目瞭然なのに節穴の目では分からないのであろうか。

 早く投資家のメガネに適う自由競争、成長、規制緩和・・などの単語が政治家の口から出て来ないかと首を長くして待っているのである。それとも何とかにつける薬は無い、と諦めるべきなのであろうか。げに其は問わま欲しくをかし。

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株式投資で遊ぶ-143

Ixy0910_024

◆何時まで続く無気力相場◆

  今日は上昇すると思いきや大幅な下げである。かける言葉も無い、とはこのことで日本市場はすっかり新政権に頭を押さえられてしまった。今のままでは容易には上昇機運が出て来ない。困ったことだが困ってばかりいては投資家の立場は無い。

 それで少し動いてみる積もりになってこれ以上は下げようがないという銘柄を短期で回そうと考えた。どんな銘柄が良いのか。素人のすることなので大きなリスクは取りたくない。しかし少しでも余計儲けたい。こういう理不尽な欲望にかられて物色すると、純資産倍率が1.0未満、配当はする、という条件で筋の良い銘柄として、

 ヤマハ(7951)に照準に合わせ、タイミングを見て898円で上手く買えた。先のことは分からない。しかし一ヶ月以内に5%(50円くらい)上昇する率は低くない。上げたら空かさず処分するのがコツである。小遣いくらいは稼げるという訳だ。

 もう一つ三菱商事(8058)である。今日は上昇しているが中身を考えれば2,000円以内なら買っても損することはまずない。これも5%を目途に売却するつもりでチョンの間の投資をしてみたい。

 本当を言えばこんな投資は素人には相応しくないやり方である。しかし今の民主党政権のやり方が続くとすれば内需の拡大はおろか雇用情勢も益々悪化し財政赤字が膨らむだけである。 

 そういう中で投資をするのであるから本道でばかり投資をしていても埒が明かない。幾分邪道と走りながらも背に腹は代えられずという奴である。

 良くないことと分かっていてもいったん走り出したら止められないのが今の政権の体たらくである。責任を明確にしておいて貰いたいと思う。さて首相のスキャンダルは何処で納まるかもよく見ていなければならない。厄介なことばかりである。

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経営の視点-082

◇経営者>政治家◇

 今日の株価も何が原因で動いているのか不明である。何か内にモヤモヤしたものが蠢いている感じがする。それも相場だと言ってしまえば其れまでだが快くはない。しかし現実というモノは厳しいもので間違っていることでも現実は現実で受け入れざるを得ない。

政権が代わって各所に変化が表れつつある。変化は致し方の無いこと。しかし身に及ぼす影響が大きな人たちにとっては変化といえどもなかなか受け入れ難いものである。子育て支援手当の代わりに扶養控除等が廃止されるという。歳入が不足していることもあって国債の発行が50兆円を超えそうである。何が無駄排除だという外はない。矢張り張りぼてのトラであったかと思わせる。政治は中高の生徒会の運営とはレベルが違うのである。素人は恐ろしいということか。それにつけても自民党の不甲斐無さも同じようなものかもしれない。

財政赤字、成長無しでは日本に投資しようにもやり様がない。それが株価に表れていると見ている。投資家にとっては由々しき問題である。

経営者は国内需要が回復するとは見ない方が良い。政府の施策一つ一つが内需の拡大を阻害しているのである。従って今までの需要は回復することはないと見て他の生きる道を考えておく必要がある。製品、販売ルート、雇用、資金繰りを改めて見直しておくべきである。老大国日本は日毎に活力を失い世界における存在感を薄いものにして行くのである。

民主党政権を押した国民は遅まきながらそのことに気付くであろう。しかしその時には日本はもうのっぴきならないところに来ていることになる。

政治に失敗は許される。随分失敗を繰り返して来ている。其処へ行くと経営者に失敗は許されない。小さなものならまだしも今は小さな失敗でも時が時だけに致命的なほど大きくなる。経営はカネだけでするものではない。政府のようにカネだけを出して少しも知恵を添えないと最早ドブに捨てると同じ効果しかない。政治家はカネの使い方を知らない。政治資金規正法違反を見ているとカネに疎い、を超えて権力だけを振り回すだけの脳しか持っていないということが良く分かる。

くれぐれも忘れてはならないことは家計に優しく企業に厳しいという施策は一時凌ぎにしかならないということ。企業が復活しなければ雇用はおろか経済は低迷するばかりであるということなのだ。

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経営の視点-081

◇経営者>政治家◇

 今日の下げは兎も角として日本市場の株価が思わしくない。然したる原因が分からないまま日々ダラダラとボックス圏を行き来している。これが日本株の特徴だと言えばそれまでだが如何やら政治絡みが原因のようである。

 日本の将来が少なくとも経済力においては魅力に乏しいということだろう。不甲斐無い経済政策を見ているとそりゃそうだろうなという気がして来る。またゾロ首相のスキャンダルが燻って来た。先般の小沢秘書問題よりもたちが悪いのではないかという気がする。騙し方も子供じみている。首相たるものがあんな程度のモラルであれば国民に示しが付かない。波乱含みである。

 最近は国民に自己責任の意識が薄くなってしまった。人は誰でも何か自分なりの基準を持たなければならない。それは所謂常識でもある。この常識が時代とともに変化するのを何時も気付いていなければならない。然しながら時代と共に変化するべきものと変化させてはならないものとがありこの選別こそが見識というものである。

 これが最近は枯渇している。政治家にもである。誰でも自分なりの判断基準を持たなければならない。これこそは自分が今どんな立場に置かれているかということを気付かせてくれる物差しになる。

 時代の変化は何に表れるか。それは眼前の障害や課題である。生活していれば必ず何か障害物や問題が生ずる。これこそが時代の変化なのである。自分の関係無いところでの変化は差し当たり変化ではない。障害を取り除いたり問題を解決したりすることが変化への対応ということになる。

 時代は変わるということを何時も認識していないと突然障害が現れる羽目になる。予めこれを予測し備えることが変化への備えという訳だがこれが現代人には些か乏しい。将来がどう変わるかを予測し備えることはリーダーの重要な役目である。予期しないことが起こったからと云ってアタフタし揚句に他人依存することは経営者の取るべき姿勢ではない。

 経済危機に陥って企業経営が行けなくなった場合には継続か廃業かを考える良い機会であると思うことが必要である。周りに迷惑をかけてまで儲からない企業経営はすべきではない。そういう意味でもピンチはチャンスであるのだが。

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経営の視点-080

◇政治は経営の手本◇

 政治の世界には責任という言葉は無縁のようである。為政者としての立場から離れれば容易に責任回避が出来る。責任を取る必要が無い職業ほど安穏な職業はない。結局は市民がその附けを払わされる羽目になるのだがその経過と因果関係がはっきりと認識されるには時間がかかる。それを良いことに無駄なことと分かっていても自分の立場を有利にするためには必要なことと考えるのだ。

 行政刷新のための事業評価に民主党の新人が排除されたという。この仕打ちに対して世間では批判されているようだがこれは正しいこと。新人と云うのは伊達に新人ではない。何も分かっていないのが新人である。分かっていると錯覚しているから尚始末が悪い。確かに新鮮なことは何物にも代えがたいところはある。しかし新人は責任を取らない。

 企業にしても責任を誰がどういう形で取るのかということが人事評価の要諦である。これを間違えると人事は信用を失う。つまり信賞必罰を誰にも分かりやすい形ですることが公平感を浸透させることになる。

 責任を云々するには何事に対しても総括が必要である。総括でなければ評価と言っても良い。実績を具に検証し因果関係を明らかにした上でしかるべき責任を取らせる。この基本ルールが昨今は見失われているようである。だから信用が無くなる。信用の失われた社会ほど手を焼くものは無い。

 今の民主党の政権運営は経営者にとって実に良い手本になる。手本と言っても好悪両含みである。悪いところも手本にはなる。

 どうすれば国民に快い受け止め方をされるか。どうやって話をすり替えられるか、に始まり組織運営の仕方、反対派の封じ込め方・・何でもありという訳だ。

 本当の政治と云うのは大きな声を聞くことではない。毎日粛々と汗水たらして収入を得て、その中から包み隠さず税金を納め誰にも迷惑をかけないようにひっそりと生活している市民を大事にするということなのである。困った人を助ける以前にこういう人たちを正当に評価し感謝することが第一なのである。これをしないと基本的な社会道徳心が失われる。国民の金銭よりも国民の精神が健全であることが何よりも大切である。

 これは企業の経営においても同じである。

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経営の視点-079

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◇政治家は気楽な商売◇

 市場は今日も重苦しい動きで愈々二番底かと思わせるに十分な動きである。困ったことだが社会政策は自由経済の天敵であると考えると少し納得する。

最近の世の中は今までに経験したことの無いこと尽くめである。金融危機もそうであったし政権交代も少子高齢化も温暖化ガス問題も初めての経験ということである。そうであるのに解決手法は依然として従来の踏襲である。問題が今までに無かったようなものであればその解決策も従来の枠を外して考えなければならないのである。これが言うは易く行いは難しである。

 国内経済が一向に良くなる気配がない。解決策が間違っている。対症療法に過ぎる。問題は根本に遡って処方しないと時間の経過とともにまたゾロ生じて来るものなのである。

 社会政策にはこの手のものが多い。困っているから金を施す、のが主流である。金を出すなら知恵を出して自主努力で可決することを考えさせるのが基本である。企業活動も同じで行政はカネを出すことしか能が無い。だから金が無くなればまた強請るしかないのである。これでは幾ら金があっても足りる訳がない。税金、借金は止め処も無く注ぎ込まれるだけである。

 政府のやり方を企業経営者は真似てはならない。イザとなったら増税、借金というやり方では中小企業のみならず大企業でさえやって行けない。自由経済は厳しいものでだからこそ成長するのだ。改革は血の出るモノ、百年に一度の経済危機に血を見なくてコトが収まる訳がない。今の政府は血を出さないようにと心がけているらしいが、これはよそ見には美しくもあるがまるで解決にはならない。だから日本経済が立ち直るには途方も無い時間がかかるのだ。

 政治にあって経営にあってはならないものの一つに具体性の有無がある。首相の方針を見ているとコミットメントが無い。これは経営には禁物である。何か測定出来る基準が無い約束は無いも同然である。・・するよう努力するとか、前向きに捉えるとかは約束の内には入らない。誰もが測定できる数値化が必要でこれを避けているうちは信用してはならない。

 経営でも然り、・・するよう極力心掛けたいと考えます、は出来ませんの言い換えである。数値を使うことしかコミットメントの方法はないのである。

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経営の視点-078

Ixy0910_027

◇成長無くして福祉無し◇

 今日の株価の動きは何かおかしい、と思うのは原因が皆目分からないからである。何れにしてもバブル意外は一本調子に上昇することはない。概ね投資家の心理は臆病なのである。昨今の経営環境を見ればどの経営者も強気にはなれないのは当然である。

 今の世の中経営姿勢をどんな風に取ったら良いのか。不況下で前向きに行こうと思えば一発ホームランと行きたい気持ちはあっても決してそれはいけない。単打を切れ目なく打つことを考えるべきである。

 これから日本シリーズが始まる。プロの勝負には経営に似せたことが数多見られる。守りを固め小刻みに点を重ねるやり方もあれば少々の守りは犠牲にしてもそれ以上に華やかに打ち捲り点を取れば良いという方法もある。それはチームのカラーであるが回を重ねた末のトータルで見る地道にやった方が華やかさはなくとも勝負には勝っているということが多い。

 経営では連戦連勝は為し難い。五番勝負で三勝二敗ならばどこに出しても恥ずかしくない成績と言える。スポーツの世界よりも経営は易しいかもしれない。つまり勝ち越さなくとも赤字にならなければ良いという理屈もあるからである。世の中の中小企業のうち黒字は三割にも満たない。黒字と云うだけで立派な経営である。

 それには別に難しい方法を必要とすることでもない。要は何事もなく平穏に過ごせば良いだけのことである。ただしこの何事も無く、という奴が手強くもある。何事も無く過ごすことは何事も無いように常に手を打っていなければいけないということを意味する。それには日常のごくありふれた危険の芽を小まめに摘み取ることをしなければならないのである。

 しかし困ったことに現代人は此処で言う小まめということを厭う人ばかりであるということである。面倒臭がらずに粛々と進めることに、便利さを追いかけることに慣れた現代人は頗る苦手としている。

 それだけする人が少ないということは取りも直さずこれをしっかり実行すれば差をつけられるということに他ならない。意外と現代の経営は容易いところもあるということである。

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