続・経営ゴコロ-019
◇情報の渦に嵌まると出られない◇
急激な寒波で大きな被害が出ている様子である。地震、豪雨など災害には事欠かない。しかし同じような被害が繰り返される。性懲りもないというべきなのか自然と云うものは斯くも怖いモノであるというべきかが庶民には分からない。起きた時如何するべきかを日頃から考えておけとしか言いようがない。
東京大学筋から4年以内に大地震が起きる可能性が70%であると云った舌の根も乾かない内に今度は京都大学から5年以内に起きる可能性が28%であるということを言い出した。庶民には如何したものかと考え込むのである。当たり前だが考えても回答は見つからない。飛んだお騒がせである。確かに間違ったことを云っているのではないらしいが国民はそんな情報を聞きたいのではない。もう少し聞くヒトの身になって情報を流せ、と言いたい。
近頃この手の馬鹿げた議論が多い。放射能汚染の心配は無いからガレキを受け入れよう、と言う市町村があるやに聞いている。確かに科学的に見ればそうなのかもしれない。しかし市町村民は生身の人間である。万に一つでも間違いました、では困るのである。行政など元々基信用していない。今の世の中はそう云う時代なのである。風評が発生すれば汚染があったも同然なのである。科学的な根拠は必ずしも必要としない。気持ちの問題が大きい時世なのである。
常識が先に走るので研究、学問がそれに追いついて行けない。庶民感覚も情報化が極まっている現代では急速に変化する。今時は専門家ほど当てにならないモノは無いのである。専門家と称する人たちはコトの渦中に巻き込まれて庶民の常識から逸脱していることが多い。不都合にも彼ら自身其れに気付いていない。ただ只管に思い違いのプライドを振り回しているのである。最近目に見えて滑稽な現象は専門家の的外れな言動である。怖いことに経営者にもこの手合いが居ることだ。ただ民間経営の場合には業績になって表れ責任を取らされる。専門家、学者、公務員にはこれが無い。
九電のやらせ、東電の一方的な値上げ発表、八ッ場ダムの天下り、沖縄防衛局長の言動・・など、本人たちは然程悪いこととは思っていない筈である。時代感覚のズレである。庶民の何よりの強みは国を動かす主体であると云うこと。素人の平衡感覚は今最も必要なことなのである。これに外れるモノは如何なるものでも排除されるべきである。


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